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口腔ケアがウイルス感染予防に効果的な理由2020. 11. 1

幸育会たけお歯科六郷本院の鈴木です。

今回は口腔ケアがウイルス感染予防に効果的な理由についてお話しします。

ウイルス感染を助ける口腔内細菌をへらす

ウイルス感染は、口や鼻の粘膜細胞から 感染します。 口腔内細菌が出すタンパク質分解酵素は、 ウイルスが粘膜細胞に感染することを 促進させます。 そのため、お口の中を清潔にし、口腔内細菌 をへらすことが重要なのです。


腸内細菌を整えることで免疫力維持

ウイルス感染を防ぐためには、 免疫力を下げないことが重要です。 口腔内細菌は、食道→胃を通り腸内へ 運ばれ、腸内細菌のバランスを乱し 免疫力を低下させます。 そのため、口腔ケアを行うことで 腸内細菌を整えることが 免疫力維持に繋がるのです。


誤嚥によるウイルス性肺炎防ぎ、重症化予防

食べ物を誤って、食道ではなく気管に 入り込むことを、「誤嚥」といいます。 誤嚥により、食べ物と一緒に お口の中のウイルスが肺に入り込む ことによって、ウイルス性肺炎を 引き起こします。 そのため、お口の中を清潔にし、 ウイルス性肺炎のリスクを下げることで、 重症化防ぎます。


インフルエンザウイルスは口腔粘膜を含む上気道粘膜を介して感染します。通常上気道粘膜は唾液中の糖タンパクによって保護されていますが、口腔内の細菌はその糖タンパクを溶かすノイラミニダーゼというタンパク分解酵素を産生します。よって口腔内環境が悪いと上気道粘膜を保護している糖タンパクが溶かされインフルエンザウイルスに感染しやすくなります。

6ヶ月間歯磨きだけをした人と歯科衛生士による専門的口腔ケアを受けた人を比較するとインフルエンザの発症率は89.8%も差がありました。

インフルエンザウイルスとコロナウイルスはエンベロープと呼ばれる同様の膜構造を持つので、口腔ケアを行うことでインフルエンザウイルスと同様の効果が見込めます。